◎一霊四魂の由来
江戸時代後期の国学者平田篤胤(ひらたあつたね)の弟子である本田親徳(ほんだちかあつ)は、古神道霊学という学問の中で、一霊四魂(いちれいしこん)という概念を提唱しました。これは、私たち人間の霊魂は一つの霊と四つの魂から成り立つという考えです。一霊とは天とつながる一つの霊で、直霊(なほひ)ともいいます。四魂とは奇霊(くしみたま)、荒霊(あらみたま)、和霊(にきみたま)、寝魂(ぬるみたま)の四つの霊をいいます。
◎一霊四魂を示す「正」の文字
天津金木は審神(サニワ)の道具でもあり、それを示すのが「正」という文字です。「正」という文字は「止」に「一」をのせたものです。「止」は四魂を示し、その上に直霊(なほひ)が覆っているものが「正」という文字で、奇魂、荒魂、幸魂、和魂の四魂を直霊が治めているのが「正しい」状態であることを意味します。

◎直靈(なほひ)⇔曲霊(まがひ)
・特性:光
・機能:天とつながる
〈四魂〉
◎奇魂(くしみたま)⇒狂魂(きょうこん)
・特性:風
・機能:理解⇒誤解
・意味:奇しき(くしき)とは、常識を超越した、神秘的で霊妙なはたらきを意味する。
・意識:神性や神秘的なものを理解する直感と、それを操る知性や技術を司る意識。

◎荒魂(あらみたま)⇒争魂(そうこん)
・特性:火
・機能:進む⇒強行
・意味:荒いとは、活発かつ活動的で、氣力を外側に強く発散するはたらきを意味する。
・意識:物事を大きく動かしたり、急激に変化させたりすることを司る動的意識。

◎和魂(にきみたま)⇒悪魂(あっこん)
・特性:水
・機能:交流⇒情念
・意味:柔軟かつ穏健的で、物事をうまく融合させる
・意識:物事に対して柔軟に対応し、傷つけることなく融合させるはたらきを意味する。
・意識:物事に対して細やかに対応し、丸くおさめることを司る静的意識。

◎寝魂(ぬるみたま)⇒逆魂(ぎゃっこん)
・特性:土
・機能:感覚⇒欲望
・意識:寝(ぬる)とは、伯家神道において、人間の肉体を指す言葉としてもちいられる。
・意識:肉体的な感覚や欲望を司る意識。

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記事更新日:2026/09/10




















































































































































































































































