1.天球について
地上から空を見上げたとき、観察者である自分を中心とする球面状の天上に太陽や月、星々が貼り付いているかのように見えるこの仮想的な球面を天球(celestial sphere)と呼びます。
天球に描かれる線として、太陽が一年間に位置する場所をつないだものを黄道(ecliptic)、地球の赤道を天球まで延ばしたものを天の赤道(celestial equator)といい、この二つの線が交わる点を分点(equinox)といいます。分点では、一年に二度、昼と夜の長さが等しくなる瞬間が訪れます。これを日本では春分の日、秋分の日といいます。

2.歳差運動とグレートイヤー
地球の地軸は一定ではなく、黄道面に対して23.4度の傾きを持っていることから、傾きはじめたコマが見せるような運動をしながら大きな円を描いて回転しています。
このコマの首振り運動は地球の歳差運動といい、一回転するのに25,920年かかります。古代の人々は、春分点を起点とし、太陽が黄道を一周する25,920年をグレートイヤーと名づけました。また天球には十二宮の星座が配置され、春分点が一つの星座に滞在する期間は30度という角度から約2,150年となります。

3.ギザのピラミッドと四つの方向
エジプトの古王国時代に造られたギザのスフィンクス像は、春分の日に背後から朝日が昇るように設計されています。

さらに、ギザのピラミッドの底面の四隅はそれぞれ、春分の日に、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座を示すように造られています。当時、現在の蠍座の位置には鷲座がありました。

ピラミッドを上から見たようす

4.天を支配するロイヤルスター

▶旧約聖書 エゼキエル書 第10章「主の栄光が神殿を去る」
▶新約聖書 ヨハネの黙示録 第4章「天上の礼拝」
カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
記事更新日:2025/06/19
地上から空を見上げたとき、観察者である自分を中心とする球面状の天上に太陽や月、星々が貼り付いているかのように見えるこの仮想的な球面を天球(celestial sphere)と呼びます。


2.歳差運動とグレートイヤー
地球の地軸は一定ではなく、黄道面に対して23.4度の傾きを持っていることから、傾きはじめたコマが見せるような運動をしながら大きな円を描いて回転しています。
このコマの首振り運動は地球の歳差運動といい、一回転するのに25,920年かかります。古代の人々は、春分点を起点とし、太陽が黄道を一周する25,920年をグレートイヤーと名づけました。また天球には十二宮の星座が配置され、春分点が一つの星座に滞在する期間は30度という角度から約2,150年となります。

3.ギザのピラミッドと四つの方向
エジプトの古王国時代に造られたギザのスフィンクス像は、春分の日に背後から朝日が昇るように設計されています。


ピラミッドを上から見たようす

4.天を支配するロイヤルスター
占星術の起源は古代メソポタミアにあり、紀元前7世紀頃に栄えた新バビロニア王国のカルデア人が天体を観測し粘土板に記録したものが遺跡として出土しています。この時代の占星術の目的は、惑星と星座の位置関係から国家や国王の運命を予測するものでした。
古代の占星術では、天空の四つの方向と四つの季節を支配する星として、その星座の中でもっとも明るく輝く星を天を支配する者(royal star)と呼んでいました。
◎天を支配する者
・東の王:アルデバラン(Aldebaran)…牡牛座(春)
・北の王:レグルス(Regulus)…獅子座(夏)
・西の王:アンタレス(Antares)…鷲座(秋)※現在は蠍座
・南の王:フォーマルハウト(Formalhaut)…水瓶座(冬)※現在は南の魚座に含まれている
この四つの星座は、占星術の12のサインにおける Fixed sign(不動宮)と呼ばれています。牡牛座と鷲座(現在の蠍座)を結ぶ軸は「牡牛と鷲の軸」となり、翼のある牛の姿として表されました。また、獅子座と水瓶座を結ぶ軸は「獅子と天使の軸」として、エジプトのギザに造られた人面獣身のスフィンクス像として表されました。

5.ギザのピラミッドと天文時計
ギザのスフィンクス像を天文時計と見立てた場合、牡牛座のアルデバラン、獅子座のレグルス、蠍座のアンタレス、水瓶座のフォーマルハウトの四つの星は、それぞれ時計の文字盤である0時、3時、6時、9時の位置にあたります。そして、スフィンクス像の視線を時計の針とすると、およそ26,000年で一周することになります。
獅子座でもっとも明るい恒星であるレグルスは、アラビア語で al-qalb al-asad(アル=カルブ・アル=アサド)と呼ばれており、日本語に訳すと「獅子の心臓」です。
ギザのスフィンクス像がレグルスをまっすぐ見つめるときを、26,000年で一周する巨大な天文時計のスタート地点としています。これが、太陽の分点を示すギザのピラミッドの底面の四隅によって正確な方位が示されているのです。
6.大アルカナ「世界」のカードがあらわす天文時計
マルセイユタロットの大アルカナ「世界」のカードの図柄にも、四隅に四つの生き物「天使、獅子、牡牛、鷲」が描かれています。
古代の占星術では、天空の四つの方向と四つの季節を支配する星として、その星座の中でもっとも明るく輝く星を天を支配する者(royal star)と呼んでいました。
◎天を支配する者
・東の王:アルデバラン(Aldebaran)…牡牛座(春)
・北の王:レグルス(Regulus)…獅子座(夏)
・西の王:アンタレス(Antares)…鷲座(秋)※現在は蠍座
・南の王:フォーマルハウト(Formalhaut)…水瓶座(冬)※現在は南の魚座に含まれている
この四つの星座は、占星術の12のサインにおける Fixed sign(不動宮)と呼ばれています。牡牛座と鷲座(現在の蠍座)を結ぶ軸は「牡牛と鷲の軸」となり、翼のある牛の姿として表されました。また、獅子座と水瓶座を結ぶ軸は「獅子と天使の軸」として、エジプトのギザに造られた人面獣身のスフィンクス像として表されました。

5.ギザのピラミッドと天文時計
ギザのスフィンクス像を天文時計と見立てた場合、牡牛座のアルデバラン、獅子座のレグルス、蠍座のアンタレス、水瓶座のフォーマルハウトの四つの星は、それぞれ時計の文字盤である0時、3時、6時、9時の位置にあたります。そして、スフィンクス像の視線を時計の針とすると、およそ26,000年で一周することになります。
獅子座でもっとも明るい恒星であるレグルスは、アラビア語で al-qalb al-asad(アル=カルブ・アル=アサド)と呼ばれており、日本語に訳すと「獅子の心臓」です。
ギザのスフィンクス像がレグルスをまっすぐ見つめるときを、26,000年で一周する巨大な天文時計のスタート地点としています。これが、太陽の分点を示すギザのピラミッドの底面の四隅によって正確な方位が示されているのです。
6.大アルカナ「世界」のカードがあらわす天文時計
マルセイユタロットの大アルカナ「世界」のカードの図柄にも、四隅に四つの生き物「天使、獅子、牡牛、鷲」が描かれています。

〔参考文献〕
▶旧約聖書 エゼキエル書 第1章「エゼキエルの召命」
▶旧約聖書 エゼキエル書 第1章「エゼキエルの召命」
▶新約聖書 ヨハネの黙示録 第4章「天上の礼拝」
カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
記事更新日:2025/06/19




















































































