悪魔


1.悪魔と小悪魔の関係

マルセイユタロット大アルカナの悪魔のカードには、中央に悪魔が、その両脇に2人の小悪魔がそれぞれ描かれています。夜行性の哺乳類であるコウモリの翼をもつ姿で描かれている悪魔は、その頭に神性をあらわす空色をした鹿の角と、魔性をあらわす赤色をした山羊の角をあわせもつことで、神性と魔性の両方の力を有する存在だとわかります。

両脇にいる2人の小悪魔は、悪魔がつけている鹿の角によく似た木の枝をつけているのですが、それらは霊性をあらわす空色でなく黒色をしています。これは、いっけん神性を思わせるカリスマ性をもつ存在に魅了された人々がその存在の虜(とりこ)となり、最終的には小悪魔に変身させられることを意味します。小悪魔の首に緩く巻かれているロープは、見た目には拘束されていないようであっても、実際は自分自身の意志をまったく持てず、結果として自由な行動が制限されているさまをあらわします。



2.小悪魔が頭につけている小枝の意味

悪魔が頭につけている鹿の角と、2人の小悪魔が頭につけている小枝はいずれも、人間の脳内にある神経細胞と形が似ているだけにとどまらず、頭から生えていることから、ミラーニューロンという脳の神経細胞と相似象であると考えられます。


ミラーニューロン(神経細胞)
神経細胞


ミラーニューロンは他者の行動を鏡のように映して模倣することを目的とする神経細胞で、他者の行動や感情を共有する上で重要な役割を果たしています。ただし、これはあくまでも肉体レベルのものです。神経細胞の作用によって自分以外のものをコピーすると、天界の神とのつながりをもつ魂の意識が閉ざされることになります。

自分よりパワーや才能があると思う人の模倣をすることをやめ、自ら天上界の神とつながるためのアンテナを立てることで、悪魔の世界から神の世界へとシフトしていきます。古代から神の使いとされている鹿でいうと、鹿が持つ角は神とつながるアンテナのような役割を持っています。自ら神とつながるアンテナをもつことで、悪魔の世界の外へ出ることになるのです。


マルセイユタロット大アルカナ
悪魔のカード(左)・神の家のカード(右)

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〔参考資料〕
◎ミラーニューロンについて(ニューコードNLPブログ)


人物


カードの著作権:

CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com


記事更新日:2029/09/23