◎言霊
約は、ツヽメツヽムと用(はたらき)て、則続き渦巻ことにして、ウツマキウツマクと云語を約て、約(ツヽム)と云也。水渦巻けは、次第次第に潜(ヒソマル)。是を、約(ツヽメル)と云。ツヽメと云に付て、テニヲハに二つの扱ひ有。(ながら)ツヽと、ツヽとあり。(ながら)ツヽは、列(ラナル)、続(ヽク)より出る法則なり。ツヽは、火中の水灵の音なれは、渦巻(ウツマキ)潜(ヒソマル)より出る法則なり。故に、語の下にツヽとありて、上の語に反る格と、又(また)語の下にありて、の一音にツヽメル格とあり。例せは、思ひツヽと云て、 思ひ乍(ながら)となる格と、又(また)かく思ひと、ツヽメル格あり。故に、今の一音に、列也 続也 約也とあるは、列(ツラナル)ものは竟(ツヒ)にツゝマリツゝマルものは又(また)開けてツゝク故に、今火中の水灵のの音に、五つの法則あること、此心を以(もて)知るへし。続くものにあらされは、約まることなし。きれきれになる物は、必(かならす)ツゝまらぬと知へし。
(山口志道「言霊秘書」p.498-499)



鳥



記事更新日:2026/08/22