1.太極と両義

◎太極(たいきょく)
 ・太極は万物の根源である。
 ・陰陽、そして天地万物が生まれる前の、すべての始まりであり中心となるもの。


◎両義(りょうぎ)
 ・太極から生じた二つの相反する要素を指す。
 ・陽…両義の陰は、四象の風と火に分かれる。
 ・陰…両義の陽は、四象の水と地に分かれる。



2.四象とその応用

◎四象と天火水地(てんかすいち)について
 ・青色の面=天(精妙なる空天)
 ・赤色の面=火(燃え騰がる炎)
 ・緑色の面=水(脈々と流る水)
 ・黄色の面=地(盤石たる大地)


◎四象と邦家経綸(ほうかけいりん)

邦家経綸(ほうかけいりん)とは、国家をよく治める政治手腕を指す言葉です。邦家は国家を、経綸は道筋を整えることを意味します。この世界を構成する四つの要素(天火水地)を、邦家経綸という枠組みにおける四象として表したものを以下に示します。国家という概念を、世の中の構造や個人の人生の構築に当てはめることにより、占術のあらゆる側面に応用することができます。

★大君(おおきみ)
 ・天の相。
 ・君(キミ)は極身(キミ)である。
 ・統を継ぎ極を垂れ給う最上位の存在。

★大臣(おおみ)
 ・火の相。
 ・大臣(オオミ)は大身(オオミ)である。
 ・君徳の光被四表(光が四方を覆うこと)を担い、世の中に活気を与える存在。

★臣(おみ)
 ・水の相。
 ・小臣(おみ)は小身である。
 ・君徳の光を地上の隅々にまで満たすことを担い、世の中に潤いを与える存在。

★民(たみ)
 ・地の相。
 ・民(タミ)は手身(タミ)である。
 ・地上で手足を使ってはたらくことを担い、大臣や臣の命を遂行する存在。


平安貴族


記事更新日:2026/09/03