◎言霊
石(イシ)とは、は息のこと。は印(シルシ)のこと。イキシルシと云語也。故に、天地の息(いき)凝(こる)処(ところ)には、必(かならず)石あり。天地のいき開けたる所には、石少(すくな)し。山林及ひ幽谷海底は、いき凝たる処ゆへ、石多し。高原 陸地等は、天地のいき開く処のゆへに、石少(すくな)し。いき凝りたるシルシ現るゝ。是を、石と云。人の歯、是石なり。故に、いき盛んなるときは、歯も盛んなり。いき衰るときは、歯も亦おとろふる也。火水のいき凝りて、火は形を隠し、水は形を現して、昇るのシルシなり。故に、の音に石也とある。惣(すべ)て、石ある山には水多し。水出る所には、必(かならず)石多し。故に、の音に石(イシ)也と有。
(山口志道「言霊秘書」p.486)


渓流

記事更新日:2026/08/06