◎言霊
香(コマカ)とは、水火の凝搦より付し名也。故に、草木の躰に火水の二つこるか故なり。若(もし)、水火離れたる朽木には、香()まかなることなし。コマカとは、香(ニホヒ)のこと也。ニホヒとは、二つのオヒオフと云こと也。故に、オヒオフと云ゆへに、水火離れたるものに、香(にほ)ひ有ことなし。花に香(ひほ)ひ有も、火水のいきニコルのゆゑなり。枯たる木には、火水のニコルこと無きか故に、香(にほ)ひ有も、火水のいきニコルのゆゑなり。枯たる木には、火水のニコルこと無きか故に、香(にほ)ひ有ること無也。如此、同しコマカと云語(コトノ)はなれとも、上のコマカは数の多きこと、此コマカは香(にほ)ひのこと。差別替るやふなれとも、基本は皆(みな)水火の二凝(ニコルと云より外の法則なし。故に、同し一音に細かなり。又香(こま)か也と有る。実に奇々妙々たること也。天地自然の水火の與み離れより、其謂(いは)れをなすと思ふへし。
(山口志道「言霊秘書」p.454-455)


ジャスミン


記事更新日:2026/06/29