◎言霊ア❹
海(アマ)也。海水は、国土を中にして、常に回るゆへに、海のことをアと云。常に回ることより、号(なづ)けしものなり。故に、アマと云も、アは海のこと。マは男女の唱へにて、海に塩汲、漁りする女男(メヲ)と云ことにて、アマと云。又、アマノハラ(天の原)と云ときは、アはアメのこと、海のこと。ハは広きこと。ラは助言。空と海と向ひ合ふて、広きことをアマノハラと云。仲麿の哥に、あまの原ふりさけ見れはかすかなるみかさの山に出し月かも。遣唐使に行きて、吾国へ帰らんとて、明州の湊に舩を浮へけるとき、空と海と向ひ合て、広々としたる処へ、月の出たるをみて、あまの原と詠したる也。又、赤人の哥に、あまの原ふみ轟かす鳴神の思中をはさくるものかは。是も、空と海と向ひ合せて、広々としたる処を詠したる也。如レ此、海のことをアと云て有也。空中の回るより、義を転して、海水の国土を回ると云より、海をもてアと云義の出たる也。
(山口志道「言霊秘書」p.416-417)
◎言霊マ⓭⓮
海士(アマ)と云も、アは海のこと。マは男女のことにして、猟(漁)する男女を、すへてアマと云。女男の一遍に限るに非。
(山口志道「言霊秘書」p.521)

記事更新日:2026/09/20海(アマ)也。海水は、国土を中にして、常に回るゆへに、海のことをアと云。常に回ることより、号(なづ)けしものなり。故に、アマと云も、アは海のこと。マは男女の唱へにて、海に塩汲、漁りする女男(メヲ)と云ことにて、アマと云。又、アマノハラ(天の原)と云ときは、アはアメのこと、海のこと。ハは広きこと。ラは助言。空と海と向ひ合ふて、広きことをアマノハラと云。仲麿の哥に、あまの原ふりさけ見れはかすかなるみかさの山に出し月かも。遣唐使に行きて、吾国へ帰らんとて、明州の湊に舩を浮へけるとき、空と海と向ひ合て、広々としたる処へ、月の出たるをみて、あまの原と詠したる也。又、赤人の哥に、あまの原ふみ轟かす鳴神の思中をはさくるものかは。是も、空と海と向ひ合せて、広々としたる処を詠したる也。如レ此、海のことをアと云て有也。空中の回るより、義を転して、海水の国土を回ると云より、海をもてアと云義の出たる也。
(山口志道「言霊秘書」p.416-417)
◎言霊マ⓭⓮
海士(アマ)と云も、アは海のこと。マは男女のことにして、猟(漁)する男女を、すへてアマと云。女男の一遍に限るに非。
(山口志道「言霊秘書」p.521)















































































