◎言霊ヒ❽
氷(コホリ)をヒと云は、コは凝。ホは正火の灵にして、火なり。リは助言。水中に火凝て、形(カタチ)をなしたるを氷(コホリ)と云。先に云如く、凝(コル)は火、なかるゝは水、又(また)火を動しなかれしむるは火の活動(はたらき)にて、水をこほらすは火の用(はたらき)なり。水中の火こるを、氷(コホリ)と云。氷川、氷室、此(この)理(ことはり)なり。ウスラ火の語に借字して、薄氷と書なり。顕云。火あれは必(かならず)水是(これ)に與て、用をなす。火水(カミ)の教、水穂の国、布斗麻邇、皆かくの如し。故に、仮にマ行のミの灵起る。然れとも、顕か案にては、此新にて実に起るにあらす。此ミ起らされは、火水の興さる故に、左右のイの井と起ることなし。是、妙用也。
(山口志道「言霊秘書」p.405)

氷


記事更新日:2026/04/30