◎言霊
は暉火灵にして、陽の昇る相(すが)た也。陽の昇るときは大きく、潜まるときは少(チヒサ)し。例せは、火昇りては、百丈の殿舎も一時に滅す。潜まるときは、爈中に埋みて、掌を以(もて)覆ふ。今、は暉く火の灵にして、火の昇る音也。故に、大(オホヒ)也と有。
(山口志道「言霊秘書」p.476)


◎言霊
大(オホイ)也。此の音は、水中の火灵にして、万物の灵也。種也。故に、是より大いなる物なし。今、天地と開け、万物と広かるも、其本(モト)は伊弉諾、伊弉冊の二柱の火水(カミ)與玉へる、一滴のタマより生る。一滴の灵(タマ)、割別れて天地万物となり、子々孫々となりて、永世尽ることなし。故に、大(オホイ)なるものは、水中の火灵の一滴にすきたるものなし。
(山口志道「言霊秘書」p.491)


◎言霊
多(オホイ)也。オホイオホキと活用(はたらき)て、は起ること。は火也。火を起したるは、此の灵なれは、オホ也。一滴の種子は、少きやうなれとも、開けは天となり、地となる。人及ひ鳥獣草木となる。多きこと、是にすきたるもの無し。上の大いなると、此多きなると、少しく語意に差別あり。大と云ときは、形より云語にして、又多也と云ときは、類より云の語也。
(山口志道「言霊秘書」p.491-492)


◎言霊
の音は、五十連の終の音にして、初めより起て、五十連に顕れ、其五十連の終りに、又初めのに反る。其オホヒなる理を備えて有ことは、此一音に過たるはなし。故に、オホヒ也と有。


田んぼ



記事更新日:2026/08/13