◎言霊
種(タ子)とは、は正しきこと。は息の根也。正しき息の根は、種と云こと也。今、此の音は、水中の火灵にして、父の火、母の胎内の水中に垂(タリ)て、灵(タマ)をなすの音也。故に、息の根なり。タリチ根の一滴の灵は、是の根の故に、水中の火灵のの音に、種(タ子)也と有。此灵と種子は、差別ありや。答曰。少しくけぢめ有。灵(タマ)と云ときは、いきの連り、まろかれるより云(いふ)の語。又、種子(タ子)とは、息の本をなすの語也。故に、躰は一つなれと云語の意(こころ)は、少しく差別あり。其いきの本(モト)は、即(すなはち)父母のいきのまろかれたるたまなるか故に、種は即(すなはち)灵(タマ)のこと也。其躰、別(べ)つなるに非。灵に二種あり。則(すなはち)、形の灵心の灵と也。躰は息にして、灵と云語の義は同しこと也と知へし。
(山口志道「言霊秘書」p.491)


植物の種と発芽




記事更新日:2026/08/12