◎言霊
は空水の水にして、自()ら也。は和(ヤワラク)こと。水火(イキ)の二つ、自ら和らくことを、アヤと云。惣(すべ)て、物のくみ、模様の舫(もや)ふことをアヤと云。古今集に、あやめも知らぬ恋もする哉、とある。初恋の哥にて、男女のまくばいの道は、いかゝすることやら、其すらも知らすして、恋すると云ことにて、アヤメモワカヌとある。此の音は、アワの二音舫ひて、の灵起る故に、アヤ也とある。赤子をヤヽと云も、父母のアヤなせるより、名をなせるか故に、アワヤの三行は天地人也。行は天。行は地。行は天地のアヤなせる故に、人なり。故に、今の音に文也とある。
(山口志道「言霊秘書」p.425-426)


男女


記事更新日:2026/05/18