◎言霊

育(ソタツ)とは、は揃ふこと。は大なること。は続くこと。離れぬやうに延し、太らすことを、育(ソタツ)と云。今、は昇水の灵にして、水は能(よく)物を育つる用(はたらき)あり。火は物を損する物なり。草木の花を火の中に入るれは、惣(たちま)ちにしほむ。水に止むるときは、永く育つ。父の火、能(よく)息の本はなせとも、育つは母の水にあり。第一義、是也。故に、今は水灵の音のゆへに、育つなりとある。しかも、同し水なれとも、濁水なれは、火か交るゆへに能(よく)は育()たたず。ラリルレロは延(ヨタレ)にて、草木の花を止ること能(あた)はす。これ、何を以の故に。水火二凝が故也。今、昇る水は、清き水也。清き水にあらされは、能(よく)育つることは能(あた)はす。たとへは、濁水に住む魚と、清水に住む魚の如し。能々(よくよく)可謹こと也。今、の音は昇水の灵にして、濁れるは降り、スメルは昇る音の故に、育(ソタツ)也とあり。
(山口志道「言霊秘書」p.485-486)
国生み

記事更新日:2026/08/05