◎言霊シ❸
死(シ)すれは水を宰る故に、天子の御尊骸の在(ましま)す所を、ミサヽキと云。水にサキ、サクと云詞なり。水に幸(さいは)ひをなすより、付しもの也。紫震殿の御階は、カサヽキノ橋と云。息にては、火に幸ひをなす御名にして、今(いま)カ行は火を宰る。此サ行は、水を宰る。左右前後をなす水火のいき、天照太神、月夜見の命と生れ玉ふ法則は、こゝより出る。是、シの音は、昇水の灵にして、終りの義なるか故に、死(シ)也と有也。
(山口志道「言霊秘書」p.482)
◎言霊シ❹
カサヽキのカは暉火灵にして、火にさきさきて、幸(サイハイ)をなすと云語也。日出れは光り暉き、天地万物の差別を分て、照して、幸(サイハイ)をすると云語也。故に、八隅知之(ヤスミシシ)と有て、大君(オホキミ)の四海を治(シロシメス)徳を崇(アガメ)てと云こと。又、紫震殿の御階を、カサゝキノハシ(暉幸乃階)と云。天皇の在(ましま)す所。在乍(さりながら)、朝日の出るか如くなる故に、カサゝキと云。漢語にも、是を朝廷と云。或は、朝臣と云。光徳万民に及ひて、幸いならすと云ことなし。故に、天子の御坐を、漢には朝と云。又、御幸と云。幸の字を仮字にするも、此心なり。天皇行玉ふ処は、闇夜にても燎火(りょうか・かがりび)を挑(か)けし如し。是を、御幸と云。如レ此、一十百千に割別れて、物に及ぼすを、サキと云。シの音は、昇水の灵にして、初めソセスと水中に火與(ク)みて、火の為に水今(いま)動き、進み昇りて、正しく割分らんとする音の故、幸也と有。是シは、割分れんとする始め也。サは正しく割分れのとき也と当レ知。顕云。サイハイとは、サは割分こと。イは息のこと。ハは発のこと。心は今近苦しみし息をサキワケ、又(また)息を発くを云如レ是して発解す。
死(シ)すれは水を宰る故に、天子の御尊骸の在(ましま)す所を、ミサヽキと云。水にサキ、サクと云詞なり。水に幸(さいは)ひをなすより、付しもの也。紫震殿の御階は、カサヽキノ橋と云。息にては、火に幸ひをなす御名にして、今(いま)カ行は火を宰る。此サ行は、水を宰る。左右前後をなす水火のいき、天照太神、月夜見の命と生れ玉ふ法則は、こゝより出る。是、シの音は、昇水の灵にして、終りの義なるか故に、死(シ)也と有也。
(山口志道「言霊秘書」p.482)
◎言霊シ❹
カサヽキのカは暉火灵にして、火にさきさきて、幸(サイハイ)をなすと云語也。日出れは光り暉き、天地万物の差別を分て、照して、幸(サイハイ)をすると云語也。故に、八隅知之(ヤスミシシ)と有て、大君(オホキミ)の四海を治(シロシメス)徳を崇(アガメ)てと云こと。又、紫震殿の御階を、カサゝキノハシ(暉幸乃階)と云。天皇の在(ましま)す所。在乍(さりながら)、朝日の出るか如くなる故に、カサゝキと云。漢語にも、是を朝廷と云。或は、朝臣と云。光徳万民に及ひて、幸いならすと云ことなし。故に、天子の御坐を、漢には朝と云。又、御幸と云。幸の字を仮字にするも、此心なり。天皇行玉ふ処は、闇夜にても燎火(りょうか・かがりび)を挑(か)けし如し。是を、御幸と云。如レ此、一十百千に割別れて、物に及ぼすを、サキと云。シの音は、昇水の灵にして、初めソセスと水中に火與(ク)みて、火の為に水今(いま)動き、進み昇りて、正しく割分らんとする音の故、幸也と有。是シは、割分れんとする始め也。サは正しく割分れのとき也と当レ知。顕云。サイハイとは、サは割分こと。イは息のこと。ハは発のこと。心は今近苦しみし息をサキワケ、又(また)息を発くを云如レ是して発解す。



















































































