
◎No.21 世界のカード
1.マンドルラについて
マンドルラ(mandorla)とは、イタリア語でアーモンドの実という意味があります。アーモンドの実は、世界の始まりと創造を意味するヴェシカ・パイシス(Vesica Piscis)と同じ楕円形をしていることと、サンスクリット語のマンダラ(mandala)と音の響きが似ていることなどから、マンドルラは「宇宙」や「世界」をあらわすシンボルとなりました。シンボルとしてのマンドルラは8世紀から9世紀にかけて、西洋の伝統的な聖画において、イエス・キリストや聖母マリアなど聖人の体全体を取り囲む光背(オーラ)として描かれるようになりました。
▶小アルカナ数カード:神聖幾何学との関係性
ヴェシカパイシス(Vesica Piscis)
イギリス・ストーン修道院の紋章(13世紀)

2.マンドルラと世界のカード
大アルカナ21番「世界」のカードは、中央に空色のリースが描かれています。このリースはオリーブの葉を編んだもので、上下にそれぞれ「X(エックス)」または「∞(レムニスケート)」の留め金のようなものが付けられています。
カードの中央には、宇宙の中心で神人合一(Unio mystica)を果たした存在が、裸体で描かれています。この存在はいわゆる両性具有とされてますが、それは肉体的な意味ではなく、宇宙の根源から最初に生じた「陰陽」の二つの極性を完全に統合したことを意味します。それをあらわすかのように、この存在の左手には男性性(陽)をあらわすバトン、右手には女性性(陰)をあらわす壺が描かれています。バトンは完全なる神の意志、壺はエリクシール(不老不死の薬)が入っています。

カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
記事更新日:2026/05/20
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
記事更新日:2026/05/20

















































































