◎天地の間に眼に見えざるの火水(ヒミツ)あり。是を火水(カミ)といふ。水火(イキ)ともいふ。神(カミ)と唱(トナフ)るは躰(タイ )にして、水火(イキ)と唱るは用(ヨウ)なり。故に、陰陽(イキ)と陰陽(イキ)と與(クミ)て万物を産(ウム)なり。
(山口志道「言霊秘書」p.8)
◎人間(ヒト)の胎内(タイナイ)に火水(ヒミツ)あり。是を灵水火(タマシヒ)といふ。氣(イキ)ともいふ。魂(タマシヒ)と唱るは躰にして、息(イキ)と唱るは用なり。故に、息と息と與(クミ)て言(モノイヒ)、氣(イキ)と氣(イキ)と與(クミ)て人を産むなり。
(山口志道「言霊秘書」p.8-9)
◎実(マコト)の火は象(カタチ)なし。是を火の躰(タイ)といふ。象を見する時は火中に水有。故に燃(モユル)。是を火の活用(ハタラキ)といふ。実の水は象なし。是を水の躰といふ。象を見する時は水中に火有。故に流(ナガル)。是を火の活用といふ。
(山口志道「言霊秘書」p.9)
◎火は体にして水を動かす。水は用にして火に動かさる。火は動かずして音(こゑ)なし。水は動きて音(こゑ)をなす。総て動かざるものは火にして、動くものは水なり。故に水に名をなすというも、動かざるときは火なり。火に名をなすというも、動くときは水なり。譬(タトヘ)ていはゞ、水氣(ミキ)は水の名なり。火垂(ヒタリ)は火の名なり。然といへとも、右の手をもて左を打ときは、右の水は火となり、左の火は水となりて音(オト)をなす。亦云、木は水なり。鐘(カ子)は火なり。木をもて鐘を打ときは、鐘(カ子)は水となりて音(オト)をなし、鐘をもて木を打つときは、木は本の水となりて音(オト)をなす。火水躰用(ヒミツタイヨウ)は活物(クワツブツ)にして相対して動。天地の水火(イキ)回(めぐる)ことかくのことし。
(山口志道「言霊秘書」p.9)
◎天地の水火(イキ)に躰用(タイヨウ)あり。躰より現たる氣(イキ)の日月は天に伝て彊(カキリ)なく、用(ヨウ)より現たる陰陽(イキ)の万物をなしたるは限あり。
(言霊秘書p.119)
◎神代の学ひの法と称する布斗麻邇の御灵、幷(ならびに)稲荷の古伝と称するもの、如何なる物そと申すに、先(まづ)初めに布斗麻邇の御灵の躰、相、用を弁し、次に稲荷の古伝を弁すへし。初めに、其(その)布斗麻邇の御灵の躰を弁し、後に御名を弁すへし。先(まづ)、此布斗麻邇の御灵は、天地自然の神躰にして、自邇(ジニ)なる神の教へなる事を説。さて、其躰と云は、目に見えさるの水火を神(火水)と云、目に見ゆるの火水を、是をヒミヅとも、ヒトとも号(なづ)くる也。其(その)目に見えさるの躰を、目に見せしむるの教えは、此御灵の形也。一円形にして、八に割(さき)わかれて、一けた毎に五十言の五字一行を書て合するときは、一円の灵となり、開くときは大八嶋の形となる。是を、相と号(なづく)る。是、一円形の御灵、ヒフミヨイムナと七度開合変化して、是竟(つひ)に大八嶋の形となる所か、天地万物発り、終りを顕はすか、此五十音の根元と。是則、御灵の用と略して、この御灵の躰と相と用と知。
(山口志道「言霊秘書」p.375)
◎天地の父母、交合して、粟稗等のヽの火をなす。其ヽをミと云。何故にミと云なれは、天地の父母、水と水と與てヽをなす故に、そのヽの種(たね)を実(ホチ)、ミと云。五穀は皆、実(ミ)也。ヽと凝ると云よりは、ヒにして真(まこと)のヒと云。是は、躰より云こと。今、用より云(いひ)て、水は水と與て種(たね)の形をなすと云ときは、ヽは水にしてミと云。如レ此、躰用の法則より、語は付けたるものなり。
(山口志道「言霊秘書」p.407)
◎父母の水と水と與み與みて、其凝は躰の火に動かさるゝ故に、火中の水灵とある火も、焚るときは鼎(かなえ)の中の水の回るか如く、惣(すべ)てこのミの音は真の水にあらす。水の用なり。真の火の為に動されて、水用(はたらき)なして、月(水)となり、虫(身)となり、五穀(実)となる。火の為に鼎(かなえ)の水の形をなして回るか故に、ミの音に渦巻なりとあり。
(山口志道「言霊秘書」p.407-408)
【言灵の躰と用】
◎母(ホ❷)p.387
・言灵:ハハ…用にして、子宮にをさまるヽを、発(ヒラキ)開(ヒラク)こと。
・漢音:ホ…躰にして、産出すの義なり。
⇒物を産出すは母故に、ハハの字、漢音にて母(ホ)と云。是、灵合なり。
★☆★☆★
◎ミ(p.407)
・実…天地の父母(火水)が交合し、ヽ(ホチ)が実(ミ)となる。(五穀)
⇒ホチ(ヽ)は、躰では火(ヒ)、用では水(ミ)となる。
◎命(p.409)
・命…息のイは命のイ。
⇒命が躰、息が用。

記事投稿日:2026/09/17
(山口志道「言霊秘書」p.8)
◎人間(ヒト)の胎内(タイナイ)に火水(ヒミツ)あり。是を灵水火(タマシヒ)といふ。氣(イキ)ともいふ。魂(タマシヒ)と唱るは躰にして、息(イキ)と唱るは用なり。故に、息と息と與(クミ)て言(モノイヒ)、氣(イキ)と氣(イキ)と與(クミ)て人を産むなり。
(山口志道「言霊秘書」p.8-9)
◎実(マコト)の火は象(カタチ)なし。是を火の躰(タイ)といふ。象を見する時は火中に水有。故に燃(モユル)。是を火の活用(ハタラキ)といふ。実の水は象なし。是を水の躰といふ。象を見する時は水中に火有。故に流(ナガル)。是を火の活用といふ。
(山口志道「言霊秘書」p.9)
◎火は体にして水を動かす。水は用にして火に動かさる。火は動かずして音(こゑ)なし。水は動きて音(こゑ)をなす。総て動かざるものは火にして、動くものは水なり。故に水に名をなすというも、動かざるときは火なり。火に名をなすというも、動くときは水なり。譬(タトヘ)ていはゞ、水氣(ミキ)は水の名なり。火垂(ヒタリ)は火の名なり。然といへとも、右の手をもて左を打ときは、右の水は火となり、左の火は水となりて音(オト)をなす。亦云、木は水なり。鐘(カ子)は火なり。木をもて鐘を打ときは、鐘(カ子)は水となりて音(オト)をなし、鐘をもて木を打つときは、木は本の水となりて音(オト)をなす。火水躰用(ヒミツタイヨウ)は活物(クワツブツ)にして相対して動。天地の水火(イキ)回(めぐる)ことかくのことし。
(山口志道「言霊秘書」p.9)
◎天地の水火(イキ)に躰用(タイヨウ)あり。躰より現たる氣(イキ)の日月は天に伝て彊(カキリ)なく、用(ヨウ)より現たる陰陽(イキ)の万物をなしたるは限あり。
(言霊秘書p.119)
◎神代の学ひの法と称する布斗麻邇の御灵、幷(ならびに)稲荷の古伝と称するもの、如何なる物そと申すに、先(まづ)初めに布斗麻邇の御灵の躰、相、用を弁し、次に稲荷の古伝を弁すへし。初めに、其(その)布斗麻邇の御灵の躰を弁し、後に御名を弁すへし。先(まづ)、此布斗麻邇の御灵は、天地自然の神躰にして、自邇(ジニ)なる神の教へなる事を説。さて、其躰と云は、目に見えさるの水火を神(火水)と云、目に見ゆるの火水を、是をヒミヅとも、ヒトとも号(なづ)くる也。其(その)目に見えさるの躰を、目に見せしむるの教えは、此御灵の形也。一円形にして、八に割(さき)わかれて、一けた毎に五十言の五字一行を書て合するときは、一円の灵となり、開くときは大八嶋の形となる。是を、相と号(なづく)る。是、一円形の御灵、ヒフミヨイムナと七度開合変化して、是竟(つひ)に大八嶋の形となる所か、天地万物発り、終りを顕はすか、此五十音の根元と。是則、御灵の用と略して、この御灵の躰と相と用と知。
(山口志道「言霊秘書」p.375)
◎天地の父母、交合して、粟稗等のヽの火をなす。其ヽをミと云。何故にミと云なれは、天地の父母、水と水と與てヽをなす故に、そのヽの種(たね)を実(ホチ)、ミと云。五穀は皆、実(ミ)也。ヽと凝ると云よりは、ヒにして真(まこと)のヒと云。是は、躰より云こと。今、用より云(いひ)て、水は水と與て種(たね)の形をなすと云ときは、ヽは水にしてミと云。如レ此、躰用の法則より、語は付けたるものなり。
(山口志道「言霊秘書」p.407)
◎父母の水と水と與み與みて、其凝は躰の火に動かさるゝ故に、火中の水灵とある火も、焚るときは鼎(かなえ)の中の水の回るか如く、惣(すべ)てこのミの音は真の水にあらす。水の用なり。真の火の為に動されて、水用(はたらき)なして、月(水)となり、虫(身)となり、五穀(実)となる。火の為に鼎(かなえ)の水の形をなして回るか故に、ミの音に渦巻なりとあり。
(山口志道「言霊秘書」p.407-408)
【言灵の躰と用】
◎母(ホ❷)p.387
・言灵:ハハ…用にして、子宮にをさまるヽを、発(ヒラキ)開(ヒラク)こと。
・漢音:ホ…躰にして、産出すの義なり。
⇒物を産出すは母故に、ハハの字、漢音にて母(ホ)と云。是、灵合なり。
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◎ミ(p.407)
・実…天地の父母(火水)が交合し、ヽ(ホチ)が実(ミ)となる。(五穀)
⇒ホチ(ヽ)は、躰では火(ヒ)、用では水(ミ)となる。
◎命(p.409)
・命…息のイは命のイ。
⇒命が躰、息が用。

記事投稿日:2026/09/17














































































