10 of Coins 玉の10
玉10
【❶】
【❷】
1.カードの観察(玉1~X)【❷】
◎玉のカードに描かれているもの:
【❶】 
31玉32玉33玉34玉35玉
36玉37玉38玉39玉40玉
【❶】
【❷】
【❸】
2.カードの観察(玉のX)
【❶】
◎最終ステージである玉のX:】
玉のカードにおいて、ある次元における世界の完成は数秘4と8のカードが示し、そこから起こる新しい次元の創造は数秘5と9のカードが示します。それは母の胎内に宿る子ども、あるいは胞衣に包まれた新しい生命体と同じ様相です。数秘9は、地上の世界において物質の段階が完成に至り、創造主の意志が完全に示されたことを意味します。中央の玉の上にある黄色の花は中心に点がないことから、神の意志が中央の玉に完全に移されたことを示します。そして数秘9は最終ステージであり新しい世界へとシフトする数秘Xへと進みます。
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34玉35玉36玉
【❶】
38玉39玉40玉
【❶】
【❷】

◎マンドルラのシンボル:
 玉の6と玉のXは、マンドルラ(mandorla)のシンボルが見られます。マンドルラ(mandorla)とは、イタリア語でアーモンドの実という意味があります。アーモンドの実は、世界の始まりと創造を意味するヴェシカ・パイシス(Vesica Piscis)と同じ楕円形をしていることと、サンスクリット語のマンダラ(mandala)と音の響きが似ていることなどから、マンドルラは「宇宙」や「世界」をあらわすシンボルとなりました。シンボルとしてのマンドルラは8世紀から9世紀にかけて、西洋の伝統的な聖画において、イエス・キリストや聖母マリアなど聖人の体全体を取り囲む光背(オーラ)として描かれるようになりました。そして最後に忘れてはならないことは、このマンドルラのシンボルは、剣のカードとのつながりを示すものだということです。つまり、剣のカードが示す天界のイデアが、玉の6では一つの内なる世界(ミクロの世界)として、玉のXでは外側へと永遠に拡張し続ける世界(マクロの世界)として顕現されていることを表しています。
【❷】
【❸】
3.数カードの比較(杯と玉)
【❶】
◎杯と玉の並び方に一定の法則がある。
【❶】
11杯
12杯13杯14杯15杯16杯17杯18杯19杯20杯
32玉33玉34玉35玉36玉37玉38玉39玉40玉
31玉
【❶】
 ★数秘2…玉は上下、杯は左右に配置されている。
  ・玉の2…天地(垂直)を示す。潜在と顕在。浮き沈み。
  ・杯の2…左右(水平)を示す。動静。
【❶】
32玉12杯
【❶】
【❷】
 ★数秘3, 4, 5…杯と玉の配置は同じ。
【❶】
13杯14杯15杯
33玉34玉35玉
【❶】
【❷】 

 ★数秘6, 7, 8, 9, X…杯と玉の配置が違う。
  ・玉…3段(4枚)+4段(1枚)
  ・杯…4段(3枚)+5段(1枚)+6段(1枚)  
【❶】
16杯17杯18杯19杯20杯
36玉37玉38玉39玉40玉
【❶】
【❷】
【❸】
4.シンボルとその意味
【❶】
◎小アルカナ数カードにおける数秘10:
大アルカナ22枚のうち、運命の輪のカード(No.X)と審判のカード(No.XX)は、愚者のカード(数秘なし)と世界のカード(No.XXⅠ)を除いた20枚を10枚ずつ二段に並べたとき、それぞれの段の終わりに置かれます。このことから、運命の輪のカードと審判のカードは一つのサイクルの終焉を表すことがわかります。
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00愚者a21
a11a12a13a14a15a16a17a18a19a20
01軽業師02女教皇a03a04a05a06a07a08a09a10
【❶】
【❷】

運命の輪は、輪の左右にそれぞれしがみついている二匹の生き物が、輪が回るごとに一方が上昇しもう一方が下降するという正反対の動きを繰り返します。これは重力に基づいた二極の存在を表し、輪が二極から生み出される二パターンのサイクルを創出することと、その背後にその輪の真ん中にあるクランク軸のハンドルを握ることで運命の輪を回している存在がいるということを示唆しています。このカードでは輪を回す存在は未知となっています。また、輪の外側には、剣を肩にかけて悠々と佇んでいる空色のスフィンクスがいて、運命の輪による幸・不幸の連鎖を断ち切るのはこのスフィンクスのもつ剣ということになります。このように運命の輪は、輪の内側で運命に翻弄されているさまざまな存在の様相を表しているものですが、審判のカードはさらにステージが上がり、天が開け、大天使の吹くラッパの音が鳴り響き、天上の世界に入る人とそうでない人の審判を下している様子を表しています。マルセイユタロットの審判のカードは、一見すると、ゾロアスター教、そしてアブラハムの宗教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム教のもつ世界の終わりとその後を説く教義である終末論を描いているように思われることが多いです。古代の原始仏教から近代の大乗仏教まで非常に長い年月をかけて経典が作られていった仏教においては、この世の始まりや終わりについては抽象的な視点をもち、それについて考えることは戯論(意味のない議論)であるとして無記(答えない)という姿勢をとっている宗派が多いです。大乗仏教においては、この世の終わりという末法思想は釈迦の入滅後、教えがどのように伝わりどのように衰退していくかを示す正法、像法、末法という三時思想があり、その最後の時である末法は正しい法が隠れて実践されなくなるということで、キリスト教における最後の審判のような激しい終末観とは異なります。マルセイユタロットの審判のカードは、あらゆる宗教を超えた絵柄として見た場合、大天使の存在やラッパの音という比喩により、たとえ末法の世にあっても自らの周波数を高く、よく整えて過ごすことによって、次のサイクルを生きるための準備ができることを示していると思われます。
a10a20
【❶】
10剣20杯30杖40玉
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◎玉のXに描かれている黒い点と丸い窪み:
玉の2から10(X)の9枚のカードには、すべての玉の中心に黒い点があります。この黒い点は、この世界におけるありとあらゆる現実の萌芽である創造のロゴスと同一視することができます。それを確証づけるものとして、玉の1(エース)に描かれている玉の中心には、黒い点が(ロゴスを示すように)12個あります。また、玉のXのカードには、中心に空色と赤色の植物が描かれていますが、その植物の中心には丸いものが窪んだ状態で描かれています。これは、黒い点とは対照的に、12のロゴスがこの世界において完全に表現を終えている状況を表します。大アルカナの宙吊りのカードは、ロゴスの数と同じく12の数秘がつけられていることと、逆さの状態で宙吊りになっている男性のボタンの数が10個あるということから、天空にある12のロゴスが地上において10の世界(X)を創造するということが示されています。【❶】

40玉a12

【❷】
◎玉のXに描かれている4つのX:
玉のXのカードには、上下左右に直線、そして斜め左右に曲線が描かれています。斜め左右の曲線は先端に若々しい葉をもつ赤色の茎で、この斜め左右の赤い茎はX(エックス)の文字を示しています。カードの中央にある植物にも莟のようなものが
X(エックス)の文字を示しています。また、カードの上と下にある5つの玉もX(エックス)の文字を示しています。このことから、玉のXは、4つのXが描かれていることがわかります。大アルカナの世界のカードは、空色のリースで描かれているマンドルラの上下にXの形をした留め金があることから、玉のカードの上下の(5つの玉で示されている)Xはこの留め金に相当するとも考えられます。いずれにしても一つの世界の成就を意味するものとなります。そしてこのXの留め金は、実態としては無限をあらわすレムニスケートのシンボルでもありますので、このような世界の創造が無限に行われているのがこの宇宙であり、それらはすべて一つの種(黒い点)から現れてホログラムとなっていることを示しています。
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40玉a21
【❶】
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◎玉のXに描かれている白い杖:
玉のXのカードには、上下左右に直線、そして斜め左右に曲線が描かれています。斜め左右の曲線は先端に若々しい葉をもつ赤色の茎で、この斜め左右の赤い茎はX(エックス)の文字を示しています。それとは対照的に、上下に白色の杖があります。これは、天空のイデア(アイデア)がすべて地上に顕現されたことで、天空からのはたらきかけが終焉を迎え、新たなステージへと移行するためにblank(白色)となっていることを示します。さて、blank(白い)とblack(黒い)は「燃えて光る」という同じ語源に辿り着きます。両者とも光であり、光を反射して白く輝くものを blank(白い)と表現し、その反対に、光によって影ができたり焼かれることで黒く見えることを black(黒い)と表現したことから、同じ光の性質を二極に分けて表現することで、blank と black という二つの音声が生まれました。この白い杖は大アルカナの魔術師のカードに描かれている魔術師が左手に持つ白い杖に対応します。
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40玉01軽業師
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◎玉のXに描かれている蓮の花びら:
玉のXのカードは、一見すると完全に左右対称に見えます。しかし、1つ1つの玉に描かれている蓮の花びらの数を数えると、左右対称ではないことがわかります。
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40玉
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12 12
11
12 12

12 12
11
12 11
【❶】
マルセイユタロットの創造者はこの宇宙の創造者です。この宇宙を創造した者のアイデアがカードに顕れています。このような些細な事柄を隠すようにカードに込めることで、私たち人間に「真に見ること」の訓練をさせているのです。つまり、はっきりと目に映るものは私たちの脳の意識の部分に訴えかけてきますが、一見すると見えないのですが霊眼によって見つけることができるものには、この創造主がこの世界を創造した「真の意図」が見つけることができる人に向けたメッセージとして隠されています。このように、聖なるものは秘密として隠され、それを見ることができるか否かは霊眼を開くかどうかにかかっているということです。

一見すると左右対称にしか見えないタロットカードが、よく見ると単なる反復ではないバグのようなものを孕んでいるということで、これが閉じた世界(有限の世界)ではなく開いた世界(無限の世界)へと発展させる鍵となるということと、その鍵の中にこの世界の創造主がもつ最も本質的な意図が見え隠れしているということになります。

さて、中心となる2つの玉は、花びらがそれぞれ11枚あります。

40玉
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12 12
11
12 12

12 12
11
12 11
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これは、11+11=22 を示しています。22は大アルカナの数であり、タロットにおける一つの全体性を表します。
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◎玉のタラント:
※聖書と銀貨(タラント)
※タラント=タレント(才能)
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5.マルセイユタロットの関連カード

◎
数秘X(またはXX)の関連カード:
 ・数秘X(またはXX)は、個人レベルにおける陰陽のサイクル(運気・バイオリズム)
 ・
数秘X(またはXX)は、人類レベルにおける再生のサイクル(三時思想)
  ⇒小アルカナ数カード:次元的リーディング法

10剣20杯30杖40玉

a10a20

 ・運命の輪(Ⅹ)は、個人レベルにおける陰陽のサイクル(運気・バイオリズム)
 ・審判(ⅩⅠ)は、人類レベルにおける再生のサイクル(三時思想)
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【❷】
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6.数カードを使った占いとリーディング
【❶】
◎数秘の意味:
 ・数秘Xは、個人レベルにおける陰陽のサイクル(運気・バイオリズム)
 ・数秘Xは、人類レベルにおける再生のサイクル(三時思想)

◎
聖なるシンボル
・三種の神器(鏡) 
・霊界の物質化 
・受肉(Incarnation) 
・奉納

◎四つのエレメント:
 ・剣のエース…風
 ・杯のエース…水
 ・杖のエース…火
 ・玉のエース…土
【❶】
◎地上でのはたらき:
 ★硬化
 
・物質世界における物質的サイクルの完成
 ・一つの繁栄の終焉
 ・物質が意識と純粋なエネルギーからなる次の次元へと移行する
 ・お金の単位やシステムの終焉
 ・お金の単位やシステムが新しい次元へと移行する
 ・肉体を超越したところにある奇跡
 ・陰陽の完全なる統合
 ・物理次元におけるゼロポイントの存在

〈ネガティブな現象〉
 ・既存の世界から出ることができない
 ・性同一性の面から肉体を否定すること
 ・自分の人生をマイナスに捉える
 ・資産家でありながら不幸であること
 ・お金の使い方が不健全

◎小アルカナ数カードのリーディング法:
 ・小アルカナ数カード:次元的リーデイング法

小アルカナ数カード


カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav bed-Dov, www.cbdtarot.com


記事更新日:2026/05/21