10 of Swods 剣の10
剣10
【❶】
【❶】
【❷】

1.カードの観察(剣1~Xのうち奇数)
【❶】
◎カードの中心にヴェシカパイシス(Vesica Pisis)が現れている。
 ・ヴェシカパイシスが現れているカード:剣の2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, X
 ・ヴェシカパイシスの内側と外側に植物のシンボルが描かれている。
  ⇒剣のカードの観察
【❶】
ヴェシカパイシス
【❶】
【❷】

◎奇数のカードは楕円の中心に直刀が描かれている。
 ・剣の1:赤色・諸刃・1本・太い(切込あり)11.2cm
 ・剣の3:赤色・諸刃・1本・太い(切込あり)9.9cm
 ・剣の5:赤色・諸刃・1本・太い(切込あり)9cm
 ・剣の7:赤色・諸刃・1本・細い(切込なし)8.4cm
 ・剣の9:赤色・諸刃・1本・細い(切込なし)7.8cm
 ・剣のX:空色・諸刃・2本・細い(切込なし)6.5cm
【❶】
◎剣の3, 5, 7, 9には一重円、二重円、三重円、四重円の片割れが浮上している。
 ・偶数のカードと合わせると、それぞれの円が完成する。
  ⇒剣のカードの観察
【❶】 
01剣
03剣05剣07剣09剣
10剣
【❶】
【❷】
【❸】

2.カードの観察(剣の10)
【❶】
◎地上に現れた四重円のヴェシカパイシス:
【❶】
ヴェシカパイシス 
【❶】
08剣09剣10剣
【❶】
【❷】
◎四隅に4個の花の莟(つぼみ)が描かれている。
 ・剣の1…なし
 ・剣の2~9…4つ
 ・剣の10…2つ(他の2つはポンメルになっている)
 ・花の莟は剣のエースの柄(つか)と同じデザインである。
  ⇒四隅の配置は四つの基本方位による空間の結界や保護を意味する。
【❶】
◎湾刀に12個の装飾が付いている。…12の数=宇宙ロゴス
 ・楕円の玉…0個…楕円の玉=アイデア
 ・長細い棒…12個(黄色8個、赤色4個)…細長い棒=現実化
  ⇒剣の9と剣のXは装飾の数と形が同じ。
【❶】
【❷】
【❸】
3.数カードの比較(剣と杖)
【❶】
◎剣は円環を描き、杖は交差を描く。
 ・剣の円環…完全性と絶対性を表す車輪の輪(わ)のシンボル。
 ・杖の交差…放射性と力動性を表す車輪の輻(や)のシンボル。
  ⇒剣のカードの観察
【❶】
01剣
02剣03剣04剣05剣06剣07剣08剣09剣10剣
22杖23杖24杖25杖26杖27杖28杖29杖30杖
21杖

【❶】
【❷】

◎剣と杖につけられた色彩:
 ・交差している部分…空色
 ・交差してない部分…赤色または黒色
  ⇒剣と杖は対称的であり補完し合う関係であることを示している。
【❶】
03剣23杖
【❶】
【❷】
◎剣と杖に描かれた切り花(茎がカットされたもの):
 ・剣の3, 4, 6
 ・杖の
2, 4, 6, 8
【❶】  
03剣04剣06剣
22杖24杖26杖28杖
【❶】
【❷】
【❸】
4.シンボルとその意味
【❶】
◎剣の8と9とXはスリーペアカードである。
剣の8と9とXを並べると、それぞれの半円の湾刀が一つにつながり、四重の円が2つ現れます。円は天空を表すことから、この四重の円は、天空の霊性高きアイデアが、地上界に完全に映し出されたことを意味します。また、剣の8の中心には植物の種が描かれており、剣の9の中心には剣があることから、陰陽が合わさることで、天空の霊性高きアイデアが形として地上に「完全な形」として具現化されることが示されています。ここで四重の円による新たなヴェシカパイシスが現れていることも神秘的です。
【❶】
08剣09剣10剣
【❶】
【❷】
◎剣のカードを並べて浮かび上がる円が3:1になっている。
 ・2枚並べて浮かび上がる円…3種類
 ・3枚並べて浮かび上がる円…1種類
【❶】
 ★剣のカードを2枚並べると3種類の円が浮かび上がる。
  ・2と3を並べると一重円。花と剣が一組。
  ・4と5を並べると二重円。花と剣が一組。
  ・6と7を並べると三重円。花と剣が一組。
【❶】 
02剣03剣◎04剣05剣◎06剣07剣
【❶】
 ★剣のカードを3枚並べると4重の円が浮かび上がる。
  ・8と9とXを並べると四重円。花と剣が一組。 
【❶】 
08剣09剣10剣
【❶】
【❷】
◎小アルカナ数カードにおける数秘10:
大アルカナ22枚のうち、運命の輪のカード(No.
X)と審判のカード(No.XX)は、愚者のカード(数秘なし)と世界のカード(No.XXⅠ)を除いた20枚を10枚ずつ二段に並べたとき、それぞれの段の終わりに置かれます。このことから、運命の輪のカードと審判のカードは一つのサイクルの終焉を表すことがわかります。
【❶】
【❷】
00愚者a21
a11a12a13a14a15a16a17a18a19a20
01軽業師02女教皇a03a04a05a06a07a08a09a10
【❶】
【❷】

運命の輪は、輪の左右にそれぞれしがみついている二匹の生き物が、輪が回るごとに一方が上昇しもう一方が下降するという正反対の動きを繰り返します。これは重力に基づいた二極の存在を表し、輪が二極から生み出される二パターンのサイクルを創出することと、その背後にその輪の真ん中にあるクランク軸のハンドルを握ることで運命の輪を回している存在がいるということを示唆しています。このカードでは輪を回す存在は未知となっています。また、輪の外側には、剣を肩にかけて悠々と佇んでいる空色のスフィンクスがいて、運命の輪による幸・不幸の連鎖を断ち切るのはこのスフィンクスのもつ剣ということになります。このように運命の輪は、輪の内側で運命に翻弄されているさまざまな存在の様相を表しているものですが、審判のカードはさらにステージが上がり、天が開け、大天使の吹くラッパの音が鳴り響き、天上の世界に入る人とそうでない人の審判を下している様子を表しています。マルセイユタロットの審判のカードは、一見すると、ゾロアスター教、そしてアブラハムの宗教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム教のもつ世界の終わりとその後を説く教義である終末論を描いているように思われることが多いです。古代の原始仏教から近代の大乗仏教まで非常に長い年月をかけて経典が作られていった仏教においては、この世の始まりや終わりについては抽象的な視点をもち、それについて考えることは戯論(意味のない議論)であるとして無記(答えない)という姿勢をとっている宗派が多いです。大乗仏教においては、この世の終わりという末法思想は釈迦の入滅後、教えがどのように伝わりどのように衰退していくかを示す正法、像法、末法という三時思想があり、その最後の時である末法は正しい法が隠れて実践されなくなるということで、キリスト教における最後の審判のような激しい終末観とは異なります。マルセイユタロットの審判のカードは、あらゆる宗教を超えた絵柄として見た場合、大天使の存在やラッパの音という比喩により、たとえ末法の世にあっても自らの周波数を高く、よく整えて過ごすことによって、次のサイクルを生きるための準備ができることを示していると思われます。

a10a20
【❶】
10剣20杯30杖40玉
【❶】
【❷】

◎ヴェシカパイシス(VP)と剣の関係:
 ・VPの外側にシンボルが出ている(剣先):剣の1, 3, 5, 7, 9
 ・VPの外側にシンボルが出ている(握り):剣のX
 ・VPの内側のシンボル:剣の2, 4, 6, 8
  ⇒剣のカードの観察
【❶】

01剣03剣05剣07剣09剣
02剣04剣06剣08剣
10剣
左右二本の剣のクロス(X)=二極の完全なる統合
↓
女神の両足のクロス(X)につながる
a21
【❶】
【❷】

◎剣のXは空色の剣が描かれている。
剣のカード10枚のうち、剣の1, 3, 5, 7, 9, X はカードの中央に剣が描かれています。剣の1, 3, 5, 7, 9 は赤色の剣が1本、剣のXは空色の剣が2本描かれています。このように、空色の剣をもつカードは剣のXのみとなっています。剣のXは左右から2本の剣がクロスしていることから、剣のXは、剣の1(天界のイデア)を通じて陰陽二極の織りなすさまざまな現象をすべて現実化し終えたことから、創造の作業を閉じ、次の新しい世界へとシフトすることを表しています。
【❶】
10剣

【❶】
【❷】

◎カードの中心にある2本の剣と杖:
 ・剣のX…剣が2本、剣先が交差している。
 ・杖のX…杖が2本、交差せず並んでいる。
  ⇒剣のXと杖のXを並べると、剣と杖が陰陽の関係にあることがわかる。
【❶】

10剣
30杖



5.マルセイユタロットの関連カード

◎
数秘X(またはXX)の関連カード:
 ・数秘X(またはXX)は、個人レベルにおける陰陽のサイクル(運気・バイオリズム)
 ・
数秘X(またはXX)は、人類レベルにおける再生のサイクル(三時思想)
  ⇒小アルカナ数カード:次元的リーディング法

10剣20杯30杖40玉

a10a20

 ・運命の輪(Ⅹ)は、個人レベルにおける陰陽のサイクル(運気・バイオリズム)
 ・審判(ⅩⅠ)は、人類レベルにおける再生のサイクル(三時思想)
【❶】
【❷】
【❸】

6.数カードを使った占いとリーディング
【❶】
◎数秘の意味:
 ・数秘Xは、個人レベルにおける陰陽のサイクル(運気・バイオリズム)
 ・数秘Xは、人類レベルにおける再生のサイクル(三時思想)

◎聖なるシンボル:
 ・三種の神器(剣)
 ・神の意志
 ・結界
 ・お祓い

◎四つのエレメント:
 ・剣のエース…風
 ・杯のエース…水
 ・杖のエース…火
 ・玉のエース…土

◎地上でのはたらき:
 ★集中(生み出されていくこと)
 ・天地の開閉(大アルカナ審判のカード:墓)
 ・この世界における神の介入に気づく
 ・精神的実現の完結
 ・神がかりの思考
 ・結界の解除(四隅の4つの花が2つの花へ)
 ・両性具有的世界
 ・最高度の知的成熟

〈ネガティブな現象〉
 ・宇宙観と究極の孤独
 ・魂の暗い夜
 ・墓(大アルカナ審判のカード)
 ・結界が切れる 
 ・他者の考えを一切受け入れない
 ・知性の衝突を生むような感情の閉塞
 ・言葉で傷つけられることへの恐れ
 ・全否定
 ・恩忘(受けた恩恵を忘れること)

◎小アルカナ数カードのリーディング法:
 ・小アルカナ数カード:次元的リーデイング法

小アルカナ数カード


カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com


記事更新日:2026/05/21