The Knight of Coins 玉の騎士

16玉の騎士

【❶】
【❷】
1.騎士について
宮廷カードの騎士のカード(4枚)につけられているフランス語の Cavalier(カヴァリエ)という単語は、ラテン語で馬を意味する Caballus から派生しています。その後、馬に乗る人という意味に転じたことから、Cavalier は騎士という意味になりました。その後、王党派の騎士たちが国境を越えて活躍することから、国内のルールや市民の気持ちを気に留めず、自由奔放に振舞うようになり、Cavalier という単語が無関心、無礼、軽率という意味を持つものとなりました。
【❶】
【❷】
【❸】

2.玉の騎士の特徴

玉の騎士のカードは、縦線の入った簡素な衣装に身を包み、常足(なみあし)で進む馬にまたがっている若い男性の姿が描かれています。年齢的に少年なのか青年なのかわからないことと、顔の輪郭や表情を見ると男性なのか女性なのかわからないことから、玉の騎士は中性的な雰囲気を持ってます。玉の騎士は、右手に素朴な形をした木の枝を持ち、左手は完全に隠れています。馬はふくよかな牝馬で、一歩一歩ゆっくりと着実に歩んでいるように見えます。このカードでもっとも特徴的なのは、シンボルの玉が宙に浮いていることです。玉は太陽にも見えます。玉の騎士はこのシンボルを見ているのか見ていないのかわからない描かれ方をしていることから、玉のシンボルに守られているような、あるいは無意識に導かれているような、非常に啓示的な描かれて方をしていることが、このカードに隠されたもっとも重要なメッセージです。

二種のシンボルが描かれているもの
(剣+杯、杖+玉)
06杯の女王16玉の騎士


木の枝の持ち方が似ているもの
10杖の女王16玉の騎士

【❷】
【❸】
3.リーディングのポイント
◎騎士
 ・大人の男性(?)
 ・国境を越えて活躍する者
 ・統治者に情報を提供する
 ・国王を挿げ替える力を持つ組織に所属している。
 ・宇宙観または独自のスピリチュアリティを持つ。
 ・既婚者かどうかは不明

◎玉の騎士
 ・玉に導かれている。あるいは、玉に引き寄せられている。
 ・玉は魂、馬は肉体を描いている。 
 ・魂(玉)と肉体(馬)は一歩一歩、前に進んでいる。
 ・魂(玉)と肉体(杖)の両方を備えている。
 ・金や宝石などの装飾のないありのままの姿。
 
◎行動
 ・意識ではなく、無意識に導かれている。
 ・着実に前に進んでいる。
 ・魂(不動)と肉体(動くもの)が一体化している。
 ・何のわだかまりもなく、清々としている。
 
◎ネガティブな側面
 ・グラウンディングしていない。
 ・現実感がない。
 ・自己完結している。
 ・自信過剰。
 ・ナルシスト。
【❶】
【❷】
【❸】

4.その他の特徴
◎玉の花びらの数
 ・小姓…内側6枚+外側10枚=16枚(中心は黒・一点)※表面の玉
 ・小姓…内側6枚+外側11枚=17枚(中心は黒・一点)※地中の玉
 ・女王…内側8枚+外側14枚=22枚(中心は黒・二重円)
 ・王▢…内側6枚+外側10枚=16枚(中心は白・一点)
 ・騎士…内側4枚+外側12枚=16枚(中心は白・一点)

 ※玉の王は、外側の花びらを1枚隠している。
  ・外側の花びら…6枚
  ・内側の花びら…10枚⇒9枚
   ⇒合計15枚

◎馬に特徴がある:脚のようす
 ・剣の騎士の馬…駈足(かけあし)。全力疾走している。
 ・杯の騎士の馬…速足(はやあし)。人間でいう小走りの速度。
 ・杖の騎士の馬…静止。
 ・玉の騎士の馬…常足(なみあし)。人間でいう歩行の速度。
【❶】
【❷】
【❸】

5.宮廷カードの観察

◎四大エレメント(玉)からの観察【❶】

13玉の小姓14玉の女王15玉の王16玉の騎士
【❶】
◎宮廷カード(騎士)からの観察
【❶】
04剣の騎士08杯の騎士12杖の騎士16玉の騎士
【❶】
【❷】
【❸】
カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com


記事更新日:2026/06/25