The Page of Cups 杯の小姓
05杯の小姓
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1.小姓について
宮廷カードの小姓のカード(4枚)につけられているフランス語の Varet(ヴァレ)という単語は、日本では小姓(こしょう)と訳され、君主に仕える従者を意味します。Varet はフランス語の Valet de Chambre(寝室付きの従者)からきており、君主のプライベートルームに立ち入ることを許された側近でもあります。昔から小姓は美少年が選ばれることが多く、君主の身辺の雑用を行うだけでなく、宮廷の幹部候補生として礼儀作法といったしきたり、武芸、教養などを学んでいる段階でもあります。それぞれの小姓が将来どのような立場になるのかは未定で、宮廷内での地位が確立されてないことから、先の見通しや結果を深く考えず、計画性なく物事を実行するなど、無知で未熟な存在ではありますが、たくさんの可能性を潜在的に秘めた若々しさがあるのも特徴です。
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2.杯の小姓の特徴
杯の小姓のカードは、頭に空色の花飾りをつけた少年の姿が描かれています。男の子なのに花飾りをつけているようすに違和感があるかも知れませんが、この少年は聖なる儀式に参列するために、儀式で使う道具(杯)を右手の手のひらにのせてそこに向かっているところです。頭の花飾りは古代から伝わる草木の花や葉を冠に挿して飾るというものです。少年は、膝を曲げながら歩いており、軽くスキップをしているのか、身体ごと浮きそうになっているのか、地に足をつけてないのが見て取れます。目的地に到着することよりも、聖なる儀式で使う道具(杯)が気になり、杯の中を覗きながら妄想にふけています。左手にもっているものは、杯の蓋、あるいは帽子のように見えますが、いずれにしても大切なものを覆うものです。
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4枚の花びらをもつもの
05杯の小姓12杖の騎士

15杯02女教皇

31玉32玉33玉34玉35玉
36玉37玉38玉39玉40玉
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3.リーディングのポイント
◎小姓
 ・少年
 ・徒弟、学生、見習い
 ・従者、従業員
 ・独身

◎杯の小姓
 ・神秘的なものに心を寄せる少年。
 ・繊細さと柔軟さを持ち合わせている。
 ・好奇心旺盛。  

◎行動
 ・杯を手のひらにのせている。
 ・杯が気になって、中を覗いている。
 ・妄想にふけて、足元がふらついている。
 ・未知なるものへの好奇心がある。
 ・世界の仕組みや真実を知りたい。
 ・杯に導かれている。

◎ネガティブな側面
 ・経験不足(小姓)
 ・経験不足による自信のなさ(小姓)
 ・現実感のなさ
 ・現実的な目標や目的のない人生
 ・世間知らず
 ・夢想にふける
 ・空想にふける
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4.その他の特徴
◎衣装にすべての色が入っている。
 ・色彩は神の表現である。
 ・色彩は光線であり、周波数である。

マルセイユタロットの色彩が全てバランスよく
入っているのは大アルカナの正義の女神である
正義05杯の小姓


◎足がふらついている
 ・しっかりと重心が定まっていない。

足がふらついているもの
05杯の小姓a19


◎杯の小姓がもつ杯
 ・空色の玉は、三次元の球体(sphaira: スファイラ=天球)を表す。
 ・小姓の杯は、数カードの杯のエースを上下逆さにしたものである。
  ⇒宇宙のしくみ「宇宙意識の上位構造」

05杯の小姓杯
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◎杯の持ち方
 ・王と女王がもつ杯の横線は赤道を表す。

手でつかんでいる(権威の象徴としての杯)
06杯の女王07杯の王

手にのせている(聖なる象徴としての杯)
05杯の小姓08杯の騎士
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◎頭に植物のリースを巻いている
植物のリース(wreath)は、花や枝葉で作られた輪(円)を意味します。輪(円)は古くから永遠を意味することから、植物のリースは神殿や祭祀など聖なる場所で使われてきました。お花のリースは神の祝福を、モミの木や月桂樹などの常緑樹の枝葉のリースは邪気払いや魔除けを意味します。❶】

お花のリース(杯の小姓)は神の祝福
樹木のリース(杯の女王)は邪気払い
05杯の小姓10杖の女王



5.宮廷カードの観察
◎四大エレメント(杯)からの観察
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05杯の小姓06杯の女王07杯の王08杯の騎士
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◎宮廷カード(小姓)からの観察
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01剣の小姓05杯の小姓09杖の小姓13玉の小姓
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カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com


記事更新日:2026/06/15