The Page of Swords 剣の小姓
01剣の小姓
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1.小姓について
宮廷カードの小姓のカード(4枚)につけられているフランス語の Varet(ヴァレ)という単語は、日本では小姓(こしょう)と訳され、君主に仕える従者を意味します。Varet はフランス語の Valet de Chambre(寝室付きの従者)からきており、君主のプライベートルームに立ち入ることを許された側近でもあります。昔から小姓は美少年が選ばれることが多く、君主の身辺の雑用を行うだけでなく、宮廷の幹部候補生として礼儀作法といったしきたり、武芸、教養などを学んでいる段階でもあります。それぞれの小姓が将来どのような立場になるのかは未定で、宮廷内での地位が確立されてないことから、先の見通しや結果を深く考えず、計画性なく物事を実行するなど、無知で未熟な存在ではありますが、たくさんの可能性を潜在的に秘めた若々しさがあるのも特徴です。
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2.剣の小姓の特徴
剣の小姓のカードは、キャペリンハット(Capeline hat: 頭頂部が丸く、大きなつばが下に広がった帽子で、形の美しさと日除けの二つの特徴をもつ帽子)をかぶり、品のある衣装に身を包んだ若い男性の姿が描かれています。剣の小姓の立ち姿は、他の3人小姓(杯の小姓、杖の小姓、玉の小姓)とは一線を画し、全体的に洗練された雰囲気が漂っています。小姓の顔を見ると、右下にある何かをじっと見つめており、眉間のしわと眉毛の険しい角度から、それを威嚇しているような表情をしています。何に威嚇しているのかを想像すると、視線が下向きになっていることから、自分よりも幼い子どもか、犬や猫といった小動物のようです。それはまるで、はじめて剣をもった少年が、剣を鞘から抜いて、あたかも自分が権力を手にしたかのように、偉そうに振舞っているように見えます。刀身を収めるための鞘は肌色をしていることから、小姓は剣を手に持ちつつも、戦う能力あるいは戦略をもたない未熟な段階であることがわかります。両足が左右に開いているのもそれを表しているように見えます。

両足を180度開いているもの
01剣の小姓13玉の小姓

01軽業師a06


眉を顰(ひそ)めているもの
01剣の小姓02剣の女王
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3.リーディングのポイント
◎小姓
 ・少年
 ・徒弟、学生、見習い
 ・従者、従業員
 ・独身

◎剣の小姓
 ・若さと気品を合わせもつ。
 ・両足が左右に開き、進む方向が定まっていない。
 ・剣を手にもって、近くにあるものを凝視している。
 ・眉をひそめており、何かを威嚇、または警戒している。
  ⇒小姓は(権力を見せつけたくて)そのように振舞っている。
  ⇒女王は(危害が及ばないように)自分の体を防御している。

◎行動 
 ・君主の警護、または雑用をこなす。
 ・武術の訓練をしている。
 ・情報を学んでいる。
 ・戦略を学んでいる。
 ・任務遂行のための責任感を養っている。
 ・若いため経験が浅く、慎重さと忍耐が不足している。
 ・倒錯(手段と目的の逆転)

◎ネガティブな側面
 ・経験不足(小姓)
 ・経験不足による自信のなさ(小姓)
 ・虚栄心
 ・判断力の弱さ
 ・言葉が足りない
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4.その他の特徴
◎左手に剣を持っている。
 ・フランス語で左利き(Gauche)は不器用という意味がある。
 ・剣を鞘から抜いても、真剣に戦うことはできない。

◎眉間のようす
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眉間に眉毛が寄っているもの
威嚇(対立)

01剣の小姓02剣の女王

懸念(維持)
07杯の王08杯の騎士

◎両足が左右に開いている。
 ・重心が定まっていない。

両足が左右に開いているもの
01剣の小姓13玉の小姓
a0601軽業師
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5.宮廷カードの観察
◎四大エレメント(剣)からの観察
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01剣の小姓02剣の女王03剣の王04剣の騎士
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◎宮廷カード(小姓)からの観察
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01剣の小姓05杯の小姓09杖の小姓13玉の小姓
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カードの著作権:
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com


記事更新日:2026/06/19