◎言霊コ❹
器(ウツハ)とは、形をなすものは皆、水の凝(コリ)にして、コ也。焼物、陶物をなすにも、水を以て土を延して、のち形を文(あや)とり、それより火に入て是を焼く。如レ此、水火凝て一の器をなす。箱を作るも、木を水火に與み合せて、箱の形をなす。板は水なり。釘は火なり。其水火に與み合せて、箱の形をなす。則、水火の和(やはら)きこるなれは、器も則(すなはち)人也。故に、屢(しばしば)説く如く、形をなす者は火水のこりにして、皆人なれはこそ、此一音に器也とある。又、総(すべ)て人の灵とある。押て知るへし。
(山口志道「言霊秘書」p.453-454)
◎言霊ケ❺
器(ウツハ)と有(ある)意(こころ)は、一休の哥に、心こそ心迷はす心なれ仏も下駄も同じ木の端、と。本(もと)は一本の木なれとも、今仏像と下駄との差別をなす物は、火の用(はたらき)也。ノミ、ノコキリの類ひ、皆な火也。其火を以(もて)、仏像と下駄との差別をなす。又、火を以(もて)見分る。火を以(もて)分て作る。此故に、ケに器(ウツハ)也。つゝまる処は、上に解く如く、形(カタチ)をなす義より、器(ウツハ)也と有。
(山口志道「言霊秘書」p.463)

器(ウツハ)とは、形をなすものは皆、水の凝(コリ)にして、コ也。焼物、陶物をなすにも、水を以て土を延して、のち形を文(あや)とり、それより火に入て是を焼く。如レ此、水火凝て一の器をなす。箱を作るも、木を水火に與み合せて、箱の形をなす。板は水なり。釘は火なり。其水火に與み合せて、箱の形をなす。則、水火の和(やはら)きこるなれは、器も則(すなはち)人也。故に、屢(しばしば)説く如く、形をなす者は火水のこりにして、皆人なれはこそ、此一音に器也とある。又、総(すべ)て人の灵とある。押て知るへし。
(山口志道「言霊秘書」p.453-454)
◎言霊ケ❺
器(ウツハ)と有(ある)意(こころ)は、一休の哥に、心こそ心迷はす心なれ仏も下駄も同じ木の端、と。本(もと)は一本の木なれとも、今仏像と下駄との差別をなす物は、火の用(はたらき)也。ノミ、ノコキリの類ひ、皆な火也。其火を以(もて)、仏像と下駄との差別をなす。又、火を以(もて)見分る。火を以(もて)分て作る。此故に、ケに器(ウツハ)也。つゝまる処は、上に解く如く、形(カタチ)をなす義より、器(ウツハ)也と有。
(山口志道「言霊秘書」p.463)




















































































































