あるレストランで、注文したお料理を食べたとき、とても美味しくて感動したのに、別の日に同じお料理を注文したら、あまり感動しなかったということがあります。

パスタ

私たちは、「自分がはじめて体験したこと」を、五感で記憶します。そして、次に同じ体験をするときは、過去に体験した記憶を引き出して、それを再体験しようとします。つまり、自分が体験したことを、もう一度体験するときは、リアルに体験するのではなく、最初に体験したものを五感のレベルで引き出して体験するのです。

私たちの肉体意識は、この世界で、常に安心安全の感覚を優先します。ですから、初めて体験したことを、五感の状態で脳に記憶し、プログラミングしたものを、次の体験に備えるのです。

私たちは、朝、目を開けた瞬間から、「自分が期待した世界」がそこに存在しています。いつもと同じ天井があり、いつもと同じカーテンがあり、ベッドから足を降ろすと、いつもと同じ床がある。そして、いつもと同じように着替え、朝食をとり、出かける。そして、いつもと同じ電車に乗り、いつもと同じ学校、あるいは会社に行く。

「自分が期待した世界」は、自分の脳をコントロールします。

寝ている間はフルに活動していた脳が、起きたとたん、安心安全のためにプログラミングした五感の記憶へと意識が切り替わり、それまで開いていた五感の感覚が閉じてしまいます。

このように、私たちの五感は、完全に「期待」に沿って働いているのです。

アカシックレコードにアクセスするためには、この「期待」によって働くプログラミングされた五感を中断させる必要があります。「期待」というものを超えた意識、すなわち、「いまここ」の状態を五感でフルに体験するということを、常に自分自身に保持していくことが大切です。